(プレスリリース)「e-加賀市民とともにつくる北陸Web3.0拠点化プロジェクト」を構築していくため加賀市と連携協定を結びました。

(加賀市役所より)

　2022年12月10日弊社ブロックチェーン戦略政策研究所は、加賀市と「e-加賀市民とともにつくる北陸Web3.0拠点化プロジェクト」のための連携協定を締結したことをご報告いたします。

加賀市は、かねてからデジタル技術を活用したスマートシティ施策に取り組んでおり、2018年に「ブロックチェーン都市宣言」を行い、2022年には、「デジタル田園健康特区」に指定されています。

中でも、関係人口の創出につなげ、将来的な移住・定住を図ることを目的に、従来の市民と市民以外に加え、電子上の住民である「e-加賀市民」を創出する、「e-加賀市民制度（加賀版e-Residency）」制度の創設に取り組んでおり、2023年からの正式導入を計画しています。

弊社では、e-加賀市民になった方々に積極的に加賀市での活動へ参加いただくため、また加賀市民の方々がWeb3.0を通じた活動に参加していただけるよう、以下の施策をすすめてまいります。

(1)“加賀Web3コミュニティ”の組成
加賀市にWeb3コミュニティを組成することで、年間1万人の関係人口を創出してまいります。オンラインだけでなく、リアルの場としてのコワーキングスペース等の開設を計画しております。e-加賀市民の方に加賀市へ訪問いただき、加賀の魅力を体験し、加賀の虜になっていただくこと。またe-加賀市民と市民の方々が交流していくこと。市民が参加し市民がメインで動かすコミュニティを組成してまいります。

(2)リアルなWeb3.0の拠点を加賀市内に整備
加賀市民とe-加賀市民との交流の場、コワーキングスペース等の場所を整備してまいります。今後地元企業様や関係団体様などと連携して、設置場所について調査してまいります。2023年度中にはリアルな場を開設予定です
またこのコミュニティをDAOを用いて活性化するため、弊社も開発等に参画したコミュニティのDAOのツールである「Alga/あわい」の利用を検討しております。

(3)Web3人材育成
加速的に進むWeb3産業発展のために必要な人材が不足することが懸念されております。日本政府の成長戦略でもWeb3.0が新たな戦略として位置付けられており、人材の確保が喫緊の課題になっております。加賀市にて、Web3を担う人材を育成していき、産業発展に貢献することを計画しております。ブロックチェーンエンジニアだけでなく、BizDev (事業開発)、規制対応、マーケッターなど幅広い人材を育成していくことを想定しております。

(4)ブロックチェーンカンファレンス開催
昨今各地で開催されているWeb3.0のカンファレンスですが、温泉街を複数抱え、多くの文化的資源がある加賀市はWeb3.0の関係者にはとても魅力的な場所であると考えております。今後毎年1回、国内外からWeb3.0のトッププレイヤーを加賀市へお呼びして、カンファレンスを開催したいと考えております。多くの方々に加賀市の魅力を知っていただき、体験いただくことで、世界中で知られるWeb3.0・ブロックチェーンの街として加賀市をPRしていきたいと考えております。

【加賀市Webサイト】
e-加賀市民制度の実証実験に係る記者発表及びWeb3.0に係る連携協定と、Web3.0イベント「加賀市 Web3.0 未来エンパワーメント会議」を行います
https://www.city.kaga.ishikawa.jp/material/files/group/14/press20221207.pdf